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2011年4月26日火曜日

Compuware社Gomezチームの注目記事ご紹介(その4)

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その3から2週間経過した為、Gomezチーム注目記事が沢山たまっておりました。例によって私が興味を持った記事をご紹介したいと思います。

Is web browser development moving too fast?
『Webブラウザの開発があまりにも早すぎるのでは無いか?』と問いかけ、実際に記事を読んだ方にどう思っているか、コメントに残すように促しています。新しいWebブラウザのリリースは、一般ユーザーの立場であれば面白いこと、ワクワクすることで済まされますが、実際に新しいWebブラウザに対応するWebアプリケーションを開発する人やコンテンツを作成する人にとって、手放しで喜べるようなことでは無いですよね。

恐らくこのような状況は今後も続くだろうと容易に想像できる中、困っている開発者やコンテンツ作成者にGPNのReality ViewやReality Checkと言ったソリューションが有効であると思います。



By the Numbers: A History of the Android Invasion
『アンドロイド侵略の歴史』と少し大げさなタイトルに感じ、記事を見ると一日35万デバイスが新規にアクティベートされている・・・ふーんそんなものか?程度に感じ、やはりタイトルは大げさじゃ無いかなと思ってしまいました。ところが、この記事についている動画を見ると納得してしまいます。もの凄いインパクトがありますので、是非見ていただきたいです。いやー、Androidは売れているんですね。




Retailers Retool Sites to Ease Mobile Shopping
『小売業者はモバイルショッピングを簡単にする為にサイトを再編成する』と題するこの記事。モバイルデバイスの爆発的な増加に伴い、モバイルデバイス経由での売上が伸びると予想していたにも関わらず、思った程の伸びが見られずガッカリしていると言う状況のようです。

では何故モバイルデバイス経由の売上が伸びなかったのか?と言う疑問が出てくるわけですが、記事は次のように分析しています。小さな画面で商品を確認するのが難しく、ページロードが遅い、そして最も駄目なところはモバイルデバイスについているキーボードで情報を入力するプロセスが非常に困難なところ。顧客はみんな不器用なのにモバイルデバイスに最適化されていないショッピングサイトは難しい操作を必要とする、そんなところが、今ひとつモバイルデバイスからの売り上げが伸びない理由なようです。

従って、売上を伸ばす為にモバイルデバイスに最適化されたサイトを早急に構築する必要があると言うわけですね。実際に対応している企業は売上を伸ばしているようですね。既に様々な企業でモバイル対応を進めておられると推察しますが、私どもとしてはGPNのActive MobileやRealityCheck/RealityViewと言ったソリューションでお役に立てるのでは無いかと思います。

Tablets Quickly Become Major Home Entertainment Device
『タブレットは急速に主要なホームエンターテインメントデバイスになります。』と言うこの記事。米国のタブレットオーナーに対する調査結果を基に予測しているようです。意外に感じたのはタブレットの使用目的のトップがゲームをすると言う点でしょうか。それ以外は予想の通りに思います。個人的にはPCをいちいち起動せずにメールをチェックしたりググったり出来てとても便利だと思っています。今はiPhoneを使っていますが、何れタブレットも使ってみたいと感じています。





















Compuware Gomez Application Perfomance Monitoring for the End User 2-Minute Explainer
APM(Application Performance Monitoring)を分かり易く説明する動画です。


■一言
今回の一押し記事は『アンドロイド侵略の歴史』です。この動画のインパクトは素直に凄いと思います。特定地域に限ったムーブメントでは無く、世界的な動きである点が無視できません。Androidが今後どうなっていくのか注目ですね。

2011年4月20日水曜日

Compuware Gomez:Active Mobile XFサービスのご紹介

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この記事では、国内キャリアのサービスが利用可能になるActive Mobile XFサービスについてご紹介します。

■Active Mobile XFとは?
Active Mobile XFサービスは、国内キャリア3社を含むグローバルに配置されたモバイルエージェントから、モバイルサイトのパフォーマンスや可用性の計測を可能にします。テストの設定はActive BackboneテストやActive LastMileテストと同様に容易です。Gomez Recorderを使って対象とするモバイルデバイス(iPhoneをはじめとするスマートフォンだけでなく、各社の携帯電話を指定可能です。)を指定し、計測対象となるURLやトランザクションを定義したスクリプトを作成します。このスクリプトをサーバーに保存しActive Mobileテストを定義することで計測できます。


■Active Mobile XFの利点
  • モバイルデバイスの視点でのパフォーマンスモニタリングとSLM
  • キャリア別パフォーマンスモニタリング
  • 詳細分析によるパフォーマンス悪化の早期究明
  • HTTPに対応したモバイルアプリのパフォーマンスモニタリング

■サンプル

2011年4月12日火曜日

Compuware社Gomezチームの注目記事ご紹介(その3)

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早くも3回目になってしまいましたが、Compuware社のGomezチームが運営しているFacebookページで紹介されている記事からピックアップしてご紹介します。

■Popping holes in a few mobile myths
この記事は、これ迄はモバイルデバイスを使ってモバイルWebサイトにアクセスした時、遅くても仕方ないと思われていたことが、今はそうではなくなっていることを計測結果に基づいて示しています。(スクリーンショットは、ページロード時間が遅くなるにつれてサイトを放棄する率がどのように変化するかを示しており、スマートフォンのブラウザとそれ以外では大きな違いがない事を示しています。)その上で、モバイルサイトオーナーがすべきことをアドバイスしています。

  • 業界のパフォーマンスリーダーに対するベンチマークを実施する。(業界リーダーの所有するサイトの応答時間は顧客が自サイトを評価する際の標準となります。)
  • スピードアップの為にモバイルサイトを最適化する。(殆どのモバイルユーザーは、機能よりスピードを重視します。その為、不必要な機能や、グラフィックやイメージと言った重いコンテンツをモバイルサイト向けに簡素化する必要があります。)
  • 様々な負荷の基でエンドユーザーからのウェブサイトスピードを計測する。

■Why Websites Are Slow & Why Speed Really Matters

この記事は、StrangeloopWhy Websites Are Slow & Why Speed Really Matters [INFOGRAPHIC]を題材としています。殆どのユーザーが3秒待たされたらそのサイトを去り、不満を持ったユーザーの多くがその経験を他人に話すとしています。一方で、ページロード時間を削ぎ落とすことによってサイトオーナーは大きな見返りを得ることが出来るそうです。一例として、Amazon.comはページロード時間を100ミリ秒改善することで1%の増益が有り、AOLはサイトスピードのトップ10%ユーザーはワースト10%ユーザーより50%多くページを見て回ると言っています。なので、サイトオーナーはもし自サイトのスピードをアップさせたければ、GoogleのPage Speed Onlieを使ってと締めています。私どもとしては一面だけしか見られないフリーツールより、多面的に計測し分析できるGomez Performance Networkをお使い頂きたいですね。





■Gartner Says Android to Command Nearly Half of Worldwide Smartphone Operating System Market by Year-End 2012

ガートナーによると、2012年末までにAndroidが全世界のスマートフォンOS市場の約半分を支配するというリサーチ結果を示しています。因みにiOSはほぼ横ばいの約20%、Microsoftは10%。大きく後退するのはSymbianとなっています。StatCounterで調べてみると少し違う感じがしますが、最近の状況を見ているとAndroid携帯を使う人が増えている印象があるので、StatCounterでも急激に占有率が変わってくるのかも知れませんね。

■New Browsers Aim To Enrich the Web Experience

HTML5の重要なコンポーネントをサポートするIE9に関して、Daniel Melanchthon氏のインタビューを交えて紹介する記事です。HTML5については全てのコンポーネントではなく、インタラクティブグラフィック用のビデオ・キャンバスエレメントだけのようです。また、IE9は未だリリース時期が未定ですが最終リリース候補テスト版の状態で有り近日中にリリースされるようです。尚、IE9は非常に素早いブラウザに仕上がっており、現存の他社ブラウザよりも高速なようです。

■一言
Gomezチームのチェック記事が多くて追いかけるのが少し大変ですが、有益な情報が拾えるのでこの企画は続けていきたいと思っています。

個人的な感想ですが、今回の記事で一番気になったのは最初の記事ですね。最近会社からiPhoneを支給されて使い始めたばかりですが、一ユーザーの視点として、この記事は納得する指摘でした。モバイルだからこそむしろスピードを重視する・・・実際に体験しているので本当に納得できます。そしてガートナーの記事でスマートフォンOS市場が2011年に約1.6倍規模に拡大するそうですから、今後もモバイルに注目していかねばなりませんね。

2011年4月8日金曜日

第3回通販業界Webサイトパフォーマンスランキング掲載のお知らせ

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本日(2011年4月8日)サムライズは3月3日から3月31日迄Gomez Performance Network(GPN)で計測して集計した通販サイトランキング(3回目)と健康食品通販サイトランキング(2回目)に加え、化粧品通販総合ランキングとネット通販総合ランキングを発表しました。詳細については下記をご覧下さい。

サムライズFacebookサイトランキングページ
プレスリリース(2011年2月24日発表記事)
通販サイトランキングTOP5

2011年4月7日木曜日

Compuware社Gomezチームの注目記事ご紹介(その2)

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日をおかずに同様の趣向となってしまいますが、Compuware社のGomezチームが運営しているFacebookページで紹介されている記事からピックアップしてご紹介します。

■Google adds new access, analysis to Web performance tool

Googleがウェブパフォーマンスを分析するツール、Page Speed Onlineをリリースすることを紹介するNETWORK WORLDの3月31日付けの記事です。元々FireFoxのプラグインとして提供していたPage Speedと言うツールのオンライン版のようです。PCだけでなくモバイルにも対応しています。Page Speed Onlieについて興味を持たれた方は下記の記事を読んでみると良いかも知れません。


ウェブパフォーマンス計測「Page Speed」のオンライン版が登場【増田(@maskin)真樹】 : TechWave

■Radisson named Gold Award Winner by Compuware for “Best of the Web” 2010 awards

Carlson社(ホテル、レストラン、観光業の国際企業)の経営するRadissonホテルがCompuware社の2010年トラベル部門で「Best of the Web」を受賞したことを紹介するニュースリリースです。Carlson社では2015年までの戦略として、E-コマースやモバイルで優れたユーザーエクスペリエンスを提供することを目的として活動しており、その結果として収益が向上している事や、新たに立ち上げたモバイルサイトの成功がこの受賞によって裏付けられたことを説明しています。Compuware Gomezのサービスを利用することで、世界中何処でも一貫して応答性の高いゲストサービスの提供が保証できているようです。

■What Makes a Top Web and Mobile Performer? Part 2

この記事はGomezチームのブログです。Best of the Web awardsを発表してから、トップウェブ&モバイルパフォーマーはいったい何をしているのか?と言う問い合わせが頻繁にあるので、それについて初歩をご紹介という内容になっています。

<<記事の超要約>>
まず自らのウェブサイトと競争相手のウェブサイトを比較する事、業界の平均と比較してどの位置にあるかを把握する必要があります。その際、重要な要素として応答時間、可用性、均一性を比較します。しかし比較分析はあくまで出発点に過ぎません。多くの場合、ユーザーはリッチコンテンツとスピードの両方を欲します。(実体としてはそれは相反する要素なのですが。)一例としてこのような調査結果があります。40%の消費者は待たされるとウェブサイトを放棄します。約50%の消費者が2秒でウェブページがロードされることに期待しています。約80%の消費者が3秒以内でロードされる事を期待します。そして4秒以上待たされた場合、消費者はそのサイトを放棄してしまいます。

その為、四つ目の指標として、ウェブパフォーマンス効率性(ページサイズ÷応答時間=効率性)を重要な要素に加える必要が出てきます。さらに、標準のウェブサイト、モバイルウェブサイト、モバイルアプリケーションも評価する必要があります。そしてそれだけではなく、ブラウザ、ブラウザバージョン、モバイルデバイス、キャリヤー、Thickモバイルアプリケーション、Thinモバイルアプリケーション(※)と言った比較要素もあります。

■The Mobile Internet Is the Future; Mobile Apps May Be the Past

1to1 Mediaのモバイルインターネットの未来を予測する記事。更にモバイルアプリケーションに関しての見解を示しています。

<<記事の超要約>>
 eMarketerの予測によると、米国市場において2014年までに53.9%のスマートフォンユーザーがモバイルブラウザやモバイルアプリケーションからインターネットにアクセスするそうです。米国の人口の44%に相当します。このモバイルインターネット利用の急増は、企業やコンテンツプロバイダがインターネット上の聴衆にリーチする方法に大きな影響を与えます。モバイルインターネットユーザーにリーチする事に関して、魅力的で有能なモバイルウェブインターネットサービスの存在が必要となることはどんな組織にとっても重大です。

ウェブパフォーマンスモニタリングのリーディンググループであるGomezの研究によると、モバイルウェブサイトで酷い目に遭ったモバイルインターネットユーザーは二度と戻ってこなかった。61%のユーザーが二度と再びそのウェブサイトを見ないと言ったそうです。更に23%がその会社から購入しないとし、19%がその企業自体にネガティブな印象を持つそうです。そして、40%のユーザーは類似サービスを提供する競争企業のウェブサイトを見るそうです。

●モバイルアプリケーションに関する問題
モバイルアプリケーションを構築するには2万5千ドルのコストが掛かり、デバイス毎に構築する必要があるので、デバイスの数だけコストが上昇します。さらに、アプリケーションはアップグレードの必要があるのでそのコストが必要となります。(他にも様々な問題がありますが省略。)

●答えはモバイルサイト
モバイルアプリケーションではなくモバイルウェブサイトで解決可能です。

■一言
今回の記事の中ではGomezチームのブログ記事紹介が個人的に参考になりました。消費者がサイトを放棄すると言う部分については、1to1 Mediaのモバイルサイトで酷い目に遭ったユーザーの行動とリンクして、非常に興味をそそられます。また、四つ目の指標としてウェブパフォーマンス効率性を上げている点に興味を持っています。現在、私どもは通販業界各社のウェブサイトパフォーマンスランキングを発表していますが、応答時間、均一性、可用性の三つの指標だけを提示しています。近日中にウェブパフォーマンス効率性を入れた場合、ランキングがどのように変わるか調査してみたいと思います。

2011年4月6日水曜日

【重要】KDDIノードキャパシティ拡張メンテナンスのご連絡

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日本時間の4月7日(木)21:00~4月9日(土)21:00の予定で、KDDIノードの
キャパシティ拡張を目的としたメンテナンスを実施致します。ご迷惑を
おかけして誠に申し訳ございませんが、二日間にわたってKDDIノードの
テストは停止されますので、他のノードへの振替をお願い申し上げます。
直前のご連絡となり申し訳ございませんが、何卒ご了承いただけますよう
お願い申し上げます。

このメンテナンスに関するご連絡についてご質問などございました
ら、お手数ですがE-mailまたは電話にてご連絡ください。

2011年4月4日月曜日

Compuware社Gomezチームの注目記事ご紹介

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今回は少し趣向を変え、GPNの機能紹介ではなくCompuware社のGomezチームが運営しているFacebookページで紹介されている記事から気になった記事をピックアップしてご紹介します。



Tools to Check for Cross-browser Compatibility - tripwire magazine

クロスブラウザチェックを可能にするツールを紹介するTRIPWIRE MAGAZINEの記事です。この記事ではクロスブラウザ適合性試験に役立つオンラインツールをリストアップしています。全部で14の製品を紹介しています。その中のBrowserCam2007年にGomezが取得しており、これをベースにGPNのReality ViewやRealityCheckと言ったサービスによってクロスブラウザ試験を提供しています。



QVC tops Gomez’s overall mobile performance rankings for February

こちらはCompuware社が発表した2月のモバイルサイトランキングでQVCのモバイルサイト(m.QVC.com)がトップであった事を紹介しているinternet RETAILERの記事です。このランキングは、モバイルデバイス4機種(AppleのiPhone、SprintのHTC Hero、T-MobileのHTC Dream、VerizonのDroid)を使い15のサイトに対してモバイル応答時間、可用性、均一性を毎月計測している結果です。QVCのモバイルサイトは、モバイル応答時間が2.41秒、可用性が99.96%、均一性が2.21秒であったとの事。現在、私どもがご提供しているGPNサービスでは未だモバイルテストをリリースしていませんが、近日中にリリースの予定となっています。モバイルテストのリリースによって、日本国内のキャリアからモバイルサイトに対してテストする事が出来るようになります。

Mobile Will Generate Up To 30% Of Web Site Traffic

こちらは3月30日(水)にAMAが主催したウェビナーで、GoogleとThe Search Agencyがモバイル検索に関しての統計とベストプラクティスを提示した事を紹介するMediaPostの記事です。この記事の中でGoogleの分析では、今後18ヶ月の内にモバイルデバイスからのトラフィックが15%から30%を占めるだろうと見積もっています。またCTR(クリック率)に関して、モバイルに限定したキャンペーンで11.5%より高くなるだろうとしています。サイト管理者はPCサイトだけでなくモバイルサイトへも相当の注力が必要そうですね。

Facebook Now Has 250 Million Mobile Users (And A New Unified Mobile Website To Match)

こちらはFacebookにモバイルユーザーが2億5千万人もいるというTechCrunchの記事です。2011年4月1日時点でググると最新の情報ではFacebookのユーザーは全世界で6億4千万人だそうです。その内の2億5千万ですから、約40%のFacebookユーザーがモバイルユーザーという計算になります。因みにこの記事には2010年2月にFacebookのモバイルユーザーは1億人だったと書いてあります。1年で2.5倍・・・凄い増加率ですね。日本国内のFacebookユーザーは未だ300万人未満と少ないですが、これからどんどん増えていく事を考えると、Facebookユーザーに対する取り組みが必要になりそうですね。


さて如何でしたでしょうか。気になった記事を無作為でご紹介したのですが、何れの記事も「モバイル」がキーになっています。これは市場でモバイルが注目されていると言う事から、Gomezチームが市場調査の記事を紹介した時に、全体に対してモバイルに関連する記事が多くを占めているという結果によって生じているようです。

日本国内でも昨年からDocomoやauがスマートフォンに力を入れ急激に市場で伸びを見せていて、今後も更に伸びるだろうと言われています。そのような環境の中で私どもはモバイルに対応したActive Mobileサービスを日本国内向けに開始しようとしております。モバイルサイトを評価されたいとお考えでしたら、是非ご相談いただきたいと思っております。