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2011年7月13日水曜日

User Agentを利用したモバイルサイトの計測方法

この記事では、Gomez RecorderでUser Agent偽装を施したスクリプトを作成し、Synthetic Monitoring Backboneでモバイルサイトを計測する方法について説明します。

注意:3G回線を使用したモバイルサイトのパフォーマンスを計測する場合には、Synthetic Monitoring Mobileソリューションを使用して下さい。

①Gomez Recorderを起動しAgentを選択します。例ではFireFox Agentを選択しています。

Agentを選択したらREC ボタンを押します。
②例のように表示が変わりますので、Customizeボタンを押します。
Customize Profile 画面が表示されます。 この画面で偽装するUser Agentを設定します。新規に作成する場合、User Agentに希望する携帯のユーザーエージェントを設定します。携帯向け開発者のための機種情報サイト :: KEITAIALL:ケータイ・オール等を利用すると良いでしょう。

作成した設定をSaveでgprofファイルとしてローカルに保存できます。また、保存済みのgprofファイルをLoadで読み込むことが出来ます。

④、⑤、⑥でサンプルのgprofファイルをダウンロードできます。
④DoCoMoの場合
User Agentだけでなく、X-DCMGUIDによりiモードIDを設定する必要があります。

DoCoMo用gprofファイル
⑤auの場合
User Agentだけでなく、x-up-subnoを設定する必要があります。

au用gprofファイル
⑥SoftBankの場合
User Agentだけでなく、x-jphone-uidを設定する必要があります。

SoftBank用gprofファイル
⑦User Agentの設定が完了したら、計測対象となるモバイルサイトのURLを入力し、△ボタンを押します。例ではアマゾンさんのモバイルサイト(http://amazon.jp←PCでアクセスするとPCサイトへ自動転送されます。)のURLを入力しています。
⑧スクリプトのキャプチャが完了したところでSTOPボタンを押します。
RECボタンを押してキャプチャしたスクリプトの動作を確認します。
This script ran successfully.が表示されればスクリプトの作成は完了です。

尚、スクリプトのサーバーへのアップロードとBackboneテストの設定についてはGomez RecorderのFilter機能によるCompuware Gomez:Activeテスト計測対象の除外方法の手順⑨以降を参考にして下さい。

■注意
左の例のようなエラーが出力された場合、XHTMLの記述に誤りがある可能性があります。例は下記のXML宣言を1行目に記述していないコンテンツを実行した場合に発生します。
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?>

XMLのエラーは様々なものがありますので、この例だけではありませんのでご注意下さい。

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